よく、お仕事の「お願い」の中で出てくるフレーズ「テーマの範囲内でのカスタマイズ」についてご説明いたします。
「テーマの機能の範囲内でのカスタマイズ」とは
WordPressを使ったことがある方ならば、「ワードプレスとはFC2やlivedoorなどのレンタルブログサービスとは違い、ただのソフトなのだ」ということはお分かりだと思います。
レンタルブログはサーバー(ブログを動かし、ネットで見られるようにするシステム)と記事作成のためのシステムが一度に貸し出されているものですが、ワードプレスの場合は「ワードプレス単体」では何もできません。
- まず、サーバーを借ります。
- サーバーにWordpressをインストールします。
- そして、「テーマ」をWordpressにインストールします。
そこで初めてブログ活動ができるようになるわけです。
では「テーマ」とは何か。
ブログのテンプレートのことでしょ?と言ってもいいかどうか。
正確には「テーマ」と「テンプレート」は同じではなく、ザックリ言うと「テーマ」の中に「テンプレート」があるという感覚でしょうか。
どんなテーマを選ぼうと、カスタマイズで改変していけば、自由にテンプレートを作れるということがWordpressの面白いところでもあります。
というのは雑談で……。
「テーマの機能」とは
WordPressのテーマは無料から有料まで数多くあり、その機能も本当にピンキリです。
WordPressを初めて立ち上げた時に入っている公式テーマには「テーマ自体の機能」はほとんどありません。
以下は公式テーマの一つ、『Twenty Ten』で試作している参考ページの初期段階です。
初期段階は本当に殺風景で、見出しのデザインから色の設定までもCSSでカスタマイズしなければ変更することが出来ません。
当方のメニューの一つに『カスタマイズ3つまで2000円』というものがありますが、使用テーマが『Twenty Ten』だった場合は、ここまでするだけで30くらいのcssを書いているので20000円近くになってしまいます。
……というのは極端な話で。
有料テーマや高機能無料テーマでは出来る事がたくさんある
現在出回っているテーマは無料テーマでも高機能なものだらけで、見出しデザイン、ヘッダーの画像切り替えから幅の改変まで「テーマの機能」の中で設定できます。
以下は『Cocoon』というテーマで試作している参考ページです。
『Cocoon』は自分自身の趣味ブログでもお仕事でも使わせていただいていて、設定によって全く違う様相にすることが出来ます。
以下はテーマ機能をカスタマイズするためのタブです。覚えきれません。見るたび迷います。これが無料だというのが贅沢過ぎます。
有料のテーマとなると本当に様々な装飾やSEOのための機能があらかじめ付いています。
当方では、最も初心者にも使いやすく評判の良いSWELLをお薦めしております。
以下はSWELLで作成したデモサイトです。
結論「テーマの範囲内でのカスタマイズ」はテーマによる
ということで、「テーマの範囲内でのカスタマイズ」は、テーマによって違います。
しかし、ほとんどのテーマでは、見出し色の変更すら機能の中にないということはありませんので安心してください。
「テーマの範囲内でのカスタマイズをさせていただきます」というお仕事は、かなり幅広いお仕事になります。
(むしろ、扱ったことのない高機能すぎるテーマの「機能」でお仕事する方が、何もないよりも大変だったりします……)